富士の山ビエンナーレ2016。
最後のご案内は、
旧東海道蒲原宿の街道沿いにある
旧五十嵐歯科医院(旧五十嵐邸)。

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町屋の特徴を残した洋館。
というユニークな点が評価された
国登録有形文化財です。
見所いっぱいの建物の内外を、
ボランティアガイドさんがとても
丁寧に案内して下さいました。

ここにも沢山の現代アートが展示
されていました。一部を紹介します。

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畳に敷かれた白砂に映り込む
クローバーが愛らしい作品。

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ふすまの画と合わせたという
アルミ製の花。
背景に見えるのは日清戦争。

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飾り棚に置かれていた、真鍮製の
『もんじゅ』というタイトルの作品。

原発・戦争・クローバー…平和を願う
メッセージ性を感じるアートです。

ひっそりとした和室には、
凛とした主張のあるアート。そして
廊下から通じる歯科医院には、
まるで別世界が広がっていました。

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コチラの塔は、なんと、歯ブラシの毛で
作られています。繊細~!
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絵柄が昭和で懐かしい~!

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ちょっとわかりづらいですが、
カラータオルを重ねて富士山を模し、
その繊維をほどいてタワー状に。
影もきちんと計算されています。

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受付カウンターに何気に置かれた
ビニルテープにも富士山。
見逃せません…。

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診療室に置かれた診察台は
当時(大正初期)のもの。
吹きガラスからこぼれる優しい光が
心地よく、この空間さえもアートです。

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富士本町・富士川・蒲原を巡り、
文化財やアートはもちろん、
地域の人達の温かさにも触れる
ことができました。

ビエンナーレ=
2年に一度の美術展覧会。
次回もまた訪れたいと思います♪